ギターが上手くなる方法①: インターバルについて
インターバルとは?
インターバルというのは、2つの音の間の距離、つまり音程のことです。2つの音が同時になるとそれぞれ特徴のある響きが生まれます。それぞれのインターバルが、ギターの指版上でどのように配置されているかを覚えることで今後とても便利なんです。特にコードを理解するには、インターバルの知識とサウンドの理解は必須です。
インターバルをよく知った上で、本編の「ジャズギターコード編」をご覧になれば、コンテンポラリーな音楽で使用するコードをすべて自分で考えて組み立てることができるようになります。また同時に、そのコードで使用可能な音も簡単に見えるようになります。これはアドリブでソロを弾きたい場合にも必須の知識になります。
ギターが上手くなる方法②: 耳コピについて
耳コピ=耳でコピーする、についての解説です。
今回は、ほとんど話だけですが、非常に重要な話ですので是非見てください!
メリットだけお話ししますと、
1)譜面がないものも弾ける→市販の譜面は採譜した人によって結構まちまちで、間違っていることも多いです。
2)耳が鍛えられる→バンドやったり、ジャムセッションに行く時に、様々な状況に対応できます!
3)耳コピの仕上げに、コードと合わせて分析をすることで、後々までおいしかった部分を覚えていられます。→折角のしんどい作業が報われます!笑
細かい耳コピのコツは、ビデオを見てくださいね。
ギターが上手くなる方法③: アーティキュレーションについて
ギターに限りませんが、その演奏の完成度を高めているのは、細かい音の強弱(ダイナミクス)や、長短(リズム)だと思います。このようなファクターをまとめてアーティキュレーションといいます。
たとえば、雑誌の譜面をみて、きちんとメトロノームで弾けるようにしたのに、どこかかっこ良く聴こえない、なんてこと経験ありませんか?それは、多分アーティキュレーションがきちんと出来ていないからだと思います。
このビデオでは、実際にどのようなテクニック、コツで生きたフレーズを弾くかを説明していますので是非ご覧になってください。ジャズの演奏をする場合、必ずぶつかるのが8分音符のノリです。ジャズのジャムセッションで、初心者から中級者までの方にはよく、シンバルの「チーチキ」という音に合わせて跳ねて弾いてしまうかたがいます。きちんとジャズの録音を聴くと、そういうノリで弾いているプロはいません。ギターの場合、ピックの上下運動で弾いてしまいがちなので、他の楽器よりも陥りやすい問題でもあります。ここが改善されると、同じフレージングでもかなり上手く聴こえます。
僕もジャズを初めて2年目にコツを体得して、そのノリで弾き始めた時に、当時通っていた音楽学校で行われていた故・コルゲン鈴木宏昌さんのジャムセッションで、生徒にダメだしをしまくって厳しく教えてくださっていたコルゲンさんに「良いね。とても良い」と褒めて頂きました。多分フレージングは大して良くもなかったと思うんですが、彼が生徒達に教えたかったのはジャズのノリや香りで、その部分をエンカレッジして頂いたのかなと思います。
ギターが上手くなる方法④: ピッキングについて
1)ピックの材質や、形、大きさなど、ピック自体のファクター
2)ピッキングの位置(ブリッジ寄り、ネック寄り)
3)ピックの弦に対する角度
4)指や、手首、腕の動かし方
大まかに、上にあげたような要素が絡み合っていますので、一口には言えませんし、まさに十人十色といって良いほど、人によって違うものです。細かく言えば、例えば、薄いピックの方が明るい音がしますし、ピッキングをブリッジ寄りにするとより堅い音になります。
今回のビデオでは、その中でも僕自身がよく弾いているスタイルの解説をしています。僕は、現在ロサンゼルスで、主に黒人音楽ばかり演奏していますので、そういうスタイルに向いたピッキングについてはいつも研究しています。R&Bや、ファンク系のピッキングについて主にここでは説明しています。是非参考にしてピッキングのスタイル作りにお役立て下さい。
蛇足になりますが、これですべてOKというようなスタイルは基本的にはないと思いますので、例えば、カッティングにはこれ、ソロにはこれ、というように使い分けるのもアリだと思います。少し変えるだけで、今まで弾けなかったグルーブやフレーズが急に弾けることも結構ありますよ。
ギターが上手くなる方法⑤: 練習の仕方
エレキギターの練習をするときに、アンプを使って練習することで自分のピッキングの問題点についてより正確に気づくことができます。
よく、家で練習している時に弾けることがライブでは弾けなかったりすると思うんですが、緊張や、普段との聞こえの違いの問題を除けば、案外こういう基本的なタッチをコントロールすることができていないことが多いです。タッチによって分厚いバンドサウンドの中でも同じ力の入れ具合で弾けるようになるので、その違いに気づくことができるアンプでの練習をお勧めします。