Ronny Jordanは、イギリス出身のジャズギタリストで、92年発表のデビュー作でMiles Davisの”So What”を、ダンスビートに乗せてお洒落にヒットさせて以来、一躍有名になりました。
その後も、安定して作品を発表し続け、ジャズやR&B、Hip Hopの要素も混ぜた音楽を聴かせてくれていましたが、2014年に惜しくも亡くなっています。
今回は、2001年に発表された”Off The Record“というアルバムの中から”Floor & More”というジャズヒップホップっぽい響きの曲を取り上げました。
メロディーでは、正統派ジャズギタリスト的なコードメロディーを、ギターソロではGeorge BensonやGrant Greenのジャズファンク期のような渋い演奏を聴かせてくれています。
それでは、一緒に見ていきましょう!
TAB譜(メロディー、アドリブソロ)と練習用バックトラックはこちら!
★なお、全ての解説ビデオ上部に譜面が表示されますので、ダウンロードしなくても大丈夫です。
Demo演奏
1)テーマメロディーの弾き方(TAB表示あり)
ジャズギターならではのヴォイシングが沢山出てきます。
2)ギターソロのデモ演奏(TAB表示あり)
TABがリアルタイムで移動するので、このページでコピーしても良いですね!
3)ギターソロ①
最初のフレーズです。ドリアン内の分解フレーズの下降がジャズギターですね。
4)ギターソロ②
ファンクのリフのようなフレーズから、ブルーススケールをうまく使いつつ盛り上げます。
5)ギターソロ③
同じ3音をリズムをずらして弾く「リズム遊び」から、ダイナミックなブルースフレーズが飛び出します。
6)ギターソロ④
ドリアンを使ったフレーズから、最後はブルースフレーズ、コードのアクセント、ダブルストップで盛り上げ、ポリリズムを使ったフレーズで「リズム遊び」をしてソロを締めています。
特徴をまとめました。