Mori Music TV – オンラインでのギターレッスン
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森孝人から一言

こんにちは、講師の森孝人です。takamori20

これを読んで頂いている方は、ある程度MoriMusic.TVにご関心いただいている方だと思います。 多分皆さんそれぞれのレベルで更に上達したいと思っていらっしゃると思います。 もしくは、これからギターを始めてみようと思っている方もいらっしゃるかもしれません。 当然といえば当然ですが、私もそういう段階を経ています。 そこで、簡単に私の経験をお話しながら、初心者がどのようなプロセスを経て上達していくのかを説明したいと思います。 また、それぞれの段階で効果的な練習とは何なのかを一緒に考えてみましょう。

1)ギターを「弾く」ということの難しさ


まず、最初にぶつかる壁が、単純にギターという楽器で音を出すということです。
私の場合は、15歳の頃にフォークギターを1本買ってもらいました。 それで、自分の知っているポップス(当時はオフコースが好きだったので、楽譜を買ってきました)を弾ければいいな、と思っていました。 たまたま、自分が弾きたかった曲を弾いて見ると、左手のコードは指1本押さえればOKなものが2つ繰り返すだけで、ほとんど弾けるものだったので、コード自体はキレイになりましたので、結構満足でした。 多分右手のストローク自体はめちゃくちゃ適当だったと思います。
それでそれなりに楽しかったんですが、次のセクションでFが出て来たんですね。 Fは、結構初心者が押さえるにはいささかタフなコードなので、何度トライしてもキレイには鳴りません。 そうこうしているうちに、しばらくすると左手が痛くなってきましたし、飽きてもきました。 何日かして、自然ともうギターを手に取ることが億劫になっている自分に気づきました。
ピアノと違って、ギターは1つの音を出すのに2つのテクニックが必要です。左手で正確に弦を押さえることと、右手(ピック)でその弦を弾くこと。 最初からハードルが高いのです。 なので、トライする順序が悪いと(私のように)すぐに挫折して辞めてしまうことが多い楽器だと思います。

この段階で必要なのは、Fのような押さえにくいコードに行く前に、簡単に弾けて、しかもコードの響きが奇麗なものをどんどん弾いて行くということです。 普通の教則本やレッスンでは、CやD、Aなどのオープンコードから押さえて行きますが、たとえば、Cと同じ労力でCadd9、Aより簡単にAadd9なんてきれいなコードが弾けてしまいます。 なので、そういう良い響きのコードをつかって、まずギターを弾く事に慣れてしまうのが良いと思います。 楽器との馴初めの時期は、如何にに楽しさを維持して長い時間ギターを抱えているかというのがポイントになります。

MoriMusicTVでは、私の経験を生かして、そのようなステップを踏んだレッスンを初心者向けに用意していますので、無理なく学べると思います。

2)自分で好きな音楽に取り組む力


次に私がギターを弾き始めるのは、その2年後です。 ラジオでたまたま耳にしたローリングストーンズに興味を持ったのがきっかけです。
ストーンズのジャンピングジャックフラッシュがどうにもかっこ良くて、それをギターで弾けたら良いな、と思ったんですね。 これは、譜面も無かったし、なんとなく真似する程度でうまく弾けませんでした。
ただ、それをきっかけに、他の曲も聴きましたし、夢中で聴いていく中でそれなりに似たようなリフを耳にするわけです。 で、たまたま弾いていて見つけたパターンをずらして弾くだけで、何曲かの有名曲が弾けてしまったんですね。 これはかなり楽しかったですね。

その後、ストーンズの昔の録音を聞いていて、ブルースに興味が行くようになりました。 自分なりに、ブルースのCDを買って聴いたりしていました。 で、そのうちにそういうブルースのギターが自分でも弾けるんじゃないかと思うようになったんですね。
それと前後して、生でBuddy Guyという強烈なブルースマンのライブを体験してしまって、もうやってみたい!と思うようになる訳です。 そんなわけで、「自分でもやってみたい」「自分でもできるんじゃないか?」っていう思いがその時の自分のモチベーションでした。
そのモチベーションの源はその音楽が「好き」という事だと思います。
なので、上達するために必要なステップは「好き」な音楽を「自分でもやってみたい」「出来る」と思う事だと思います。
私の場合はブルースでしたので、早速「ブルースギターの初歩」という教則本を買ってきました。 他にも「ギターマガジン」などの雑誌を買って来てはいつも授業中に読んでいました。 当時のノートには指版と、ペンタトニックスケールの音の並びがよく落書きされてました。 好きになってしまうと、熱中して自然と上達も早くなります。 これは、一番の上達のコツです。 なので、矛盾するようですが、どんな優れた教材があろうが、有名な先生につこうが、自分が「好き」になってそれにのめり込むことよりも効果的な学習法はないと思います。 ただ漠然とギターがうまくなりたいと思っている方は、まず好きになれる音楽を探してください!

これだけはMoriMusicTVでは、何ともできません。。。。

3)音楽理論を勉強することの必然性


その後、ブルース以外の音楽にも興味が行くようになって、ファンクやソウルミュージックを聴くようになりました。 ファンクはまだいいんですが、ソウルミュージックは、要するに黒人のポップスなわけで、当然音楽の構造が複雑になってきます。
使用するコードも増えますし、ギターの役割もブルースとはかなり違います。 当時聴いていたレコードには大体3人のセッションギタリストが演奏をしていました。
Cornell Dupree、Phil Upchurch、David T Walkerの3人です。
特にDavid Tの演奏は当時はジャズの香りがしてとても惹かれました。 とはいえ、自分の知識では結構もう限界が来ていて、ブルースギターの知識以上のものが必要になってきました。
また、その後、ジョージベンソンなんて聴いてしまったのが運のつきで、もうカッコいいけど何やってるのかよく分らない状態です。。。
何とかコードの仕組みを本で勉強して、なんとなくコードくらいは弾けるようになってましたけど、ベンソンのアドリブに至っては、一生懸命耳コピしてみるものの、意味もわからないし、すぐ忘れちゃうしで、かなり不毛な時間を過ごしました。
ここが思えば次の壁だったかもしれません。 この時点で初めて「ジャズの理論を勉強しよう」と思った訳です。 ある意味、それまではなんとなくでもOKだったのが、ここからは、しっかり勉強していかないと無理だったわけです。
そこで音楽学校に通い始めました。音楽理論の基礎から勉強しました。 2年間通いましたが、最初の半年くらいで、理屈は分ってきました。ですが、勿論それを実践できるようになるのは随分後のことです。
とりあえず、例えばベンソンのソロを耳コピした時に、何故そういうフレーズを弾いているのかを理解できるようにはなりました。 さらっと、書いていますが、かなりの時間と労力とお金が必要です。 お金は多分2年間で150万くらいはかけていると思います(投資してくれた両親に感謝です)。

MoriMusicTVではそこの部分に力をいれてますので、音楽学校で学ぶ全てがビデオで学べると思ってください。

4)実際にどのように自分の演奏を発展させていくか


音楽理論を学ぶことで、効率がよくなりますので、より多くの課題に取り組むことができるようになります。
私の場合は、たとえば、コピーしたフレーズがどういうアイディアで弾かれたのかを考える事ができるようになり、それを実際のフレーズに関連付けることで覚えるのが早くなりました。
また、コピーしたフレーズを忘れてしまってもアイディアは忘れませんから、自分で作る事ができるようになりました。

あと実際の演奏というものは、理論だけではないですよね。
それぞれの音楽には、呼吸や、強弱、様々な要素があって初めてかっこよくなるわけです。
MoriMusicTV では、ビデオレッスンということを活かしてそこを詳しく説明しています。

そういう意味もあってMoriMusicTVでは一部の上級編をのぞいてはあえてTABも使用していません。是非、コードも理論から自分で理解して弾く、フレーズも自分で考えて弾くというのをめざして下さい!

ほかにも自分の好きな演奏をコピーして研究したり、様々な音楽を聴いたり、バンドを組んで演奏する中で修正したり、とかなりの部分は自発的に取り組むことが必要になります。 セッションがあれば行ってみるのも、良い経験ですよね。 MoriMusicTVでは、そういう段階に入って来ている方向けにも、ビデオを用意しています。>「リズムギター講座」など

ここまで来ると後は、その繰り返しで少しずつ上達していくイメージです。 プロとして活動を始めてからも勿論その繰り返しです。 大変だな〜と思う方もいるとは思いますが、ここまで来ると、どんどん楽しくなって行くと思います。

という訳で長くなってしまいましたが、 初心者から上級者まで、どのように階段を上がって行くのかが少し見えたかなと思います。
MoriMusicTVでは、ぞの都度必要な部分をサポートしています(有料会員の質問メールは無制限です)。
また、長い道のりを終身会員というシステムによって支えていますので、是非一緒に頑張りましょう!


ギタリスト・森孝人takamori10

 

 

 

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