このシリーズでは、まず、バディ・スタイルの細かい特徴を押さえてもらって、そこから実際の彼の演奏をコピーしていこうと思います。
・Muddy Watersのスライドプレイに影響を受けたと思われる、細かいビブラート。
・多彩なベンド。
・急なポジション移動
・ボリュームの調整によるダイナミクス
・独特なピックの持ち方(中指と親指中心)
・オーバーベンド
・Otis Spannのピアノにインスパイアされたダブルストップ
など
2)First time I met the Bluesのフレージング①
60年代のバディの演奏がYouTubeにあったのをコピーしてみました。
最初は、スローブルースのV7-IV7の部分でバディーよくやっている手法です。
ちょっと不思議な音も使ってるんですが、案外そういうのもバディらしいですね!
3)First time I met the Bluesのフレージング②
これは、BBKingがたまにやってるフレーズなのですが、クロマチックな3音を弦移動しつつ弾くもの。
この時はV7に行く直前のI7で弾いています。
4)First time I met the Bluesのフレージング③
これはブルース系だと割と定番の繰り返しフレーズですが、綺麗に弾かないようにするのがバディっぽく聴こえるコツです。
クラプトンがよくやってますよね。
5)First time I met the Bluesのフレージング④
これはV7の時に弾いています。
ブルースは、この部分は割と特徴的なフレーズを入れることが多いのですが、バディーも明らかに他の部分と違うフレージングをしてますね。
これもBBインスパイアドなフレーズです。
この曲を取り上げたのは、ソロも勿論ですが、このバッキングです。
バディのバッキングはいつも絶妙で、ブルースの香りがしていて最高なんですが、このリフは本当にクールですね!
では、ギターソロを見て行きます。
まず、最初のコーラスです。
随所にジャズっぽい雰囲気のフレージングを入れつつ、得意のベンド+細かいビブラートを決めてますね。
V7, IV7の繰り返しの部分は、ある程度決めて弾いている感じはしますが、最後のブレイク部分にかっこ良くフレーズ入れてますね。
次のコーラスです。
ここでもアプローチは似ていますが、ジャズっぽい、コードを意識したダブルストップのフレーズ、ジミヘンもコピーしたと思われるベンドなど、見どころ一杯です。
是非、チェックして盗んで下さい!