【①右手の使い方】
黒人音楽(ファンク、R&Bなど)でやるカッティングは、音のキレ、切り方、コードのボイシング、スペースなど様々な要素がありますが、このビデオでは、右手の使い方の様々な要因をチェックすることで、キレ、音色、ファンクらしさをだせるようにと撮影しました。
プロ・アマを問わず、YouTubeでも色んなギタリストがカッティングを載せているんですが、日本人に限ると上手い人はやまほどいますが、ファンキーな人はそんないないように思います。
ファンクってエグイくらいの鋭さが欲しいし、それ以外は要らないんですよね。なので、そのエグみを出せるようになって頂ければなと思います。
【②左手のミュート】
カッティングの時に一番重要なのは左手のミュートテクニックです。まず、押弦している部分のミュート。押さえているコードのフォームを維持しつつ少し浮かせて弦を触るだけにする。コードが鳴っている状態でこの形に移る事で、音がミュートされるわけです。
リズムの形に合わせて、このミュートを入れる事でグルーブをだします。あと音を単純に切りたいときも使いますね。
次は、押弦していない弦のミュート。これは、シェークハンドスタイルにする方がやり易くなります。親指で6、5弦をミュートできます。あとの弦はその時のフォームによりますが、使っていない指や、押弦している指の指頭なども総動員してミュートします。めんどくさいなと思う方もいると思いますが、癖にするとそうでもなくなりますし、大分上達が実感できると思います。
【写真提供】Ms. Gloria Barber