前回この講座を作ってから、もう6年も経ってしましましたので、今回もう少しバージョンアップしたものをお届けしたいなと思い作りました。
テクニック的には前回までとそれほど変わりませんが、自分の中での理解度が上がっているので、もう少し分り易く解説出来ていると思います。
練習用のバックトラックとTAB譜もつけましたので、そちらもご活用下さい!
1)デモ演奏と解説
カルテットとは、古いゴスペルのスタイルで4声の男性コーラスをフィーチャーしたもの。
80年代には廃れてしまったそうですが、その後見直されて、以来現在でも人気のあるスタイルです。
とてもシンプルなドラムとベースのパターンの上に、ギターの特徴的なリフが乗っています。
このリフのスタイルは、後にネオソウルと呼ばれるディアンジェロなどの音楽にも繋がっていくギタースタイルの源と言っても良いと思います。
カルテットのギターで一番重要なのが、このシングルノートのリフを弾く作業です。
これでバンドのグルーブを出しているので、しっかり弾ける必要があります。
バウンス(跳ね)とレイドバック(若干ジャストより遅く弾く)についても話しています。
今度はそのリフにダブルストップを混ぜてみましょう。
シングルでグルーブしまくるのが前提ですが、ダブルストップを混ぜることで更に楽しくなると思います。
今度はリフから離れてフィルを入れていきます。
これは、3度のハーモニーのダブルストップの一例です。
今度は、チャックベリーのリフの様な音使いですが、ブルーススケールのフレーズをハーモナイズしたものです。
フレーズ自体の難易度が高めですが、それよりもリフに上手く戻るのが結構コツが要ります。
ゴスペルギターの特徴の一つに、トライアドの多用があります。
ゴスペルのコーラスがトライアドを使ったハーモニーが多いので、ギターでそういう動きが表現出来るとかなりゴスペルっぽい響きになります。
ここではC、Dmの2つのトライアドを使って実演していきます。
前回のビデオの技法を実際にやってみましょう。
Cを4小節、Dmを4小節の繰り返しです。
よく使用される3度のダブルストップの基本を復習しておきましょう。
例外もありますが、ほぼここに紹介するものを皆使っています。