ネオソウルなギターが巷で流行って、早10数年、もうすっかりデフォルトなギターの弾き方にもなってきました。
ただ、一体何が旧来の弾き方とそんなに違うのか?と思う方も多いようです。
「ネオソウル」自体は、古いソウルミュージックにリスペクトを置いた新しい音楽でした。
ネオソウルギターも、実は古くはカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)やアイズレー・ブラザーズ(Isley Brothers)にまで遡るR&Bやゴスペルのギターの語法を受け継いで現代の音楽に活かしたものです。
ですから、基本はR&Bやゴスペルの演奏に精通している人には馴染みのあるボイシングや動きが多いです。
ただ、ここ最近の若いギタリスト等の新しい感覚はそれを更にひとつ進化させたと言っても良いと思います。
メラニーフェイ(Melanie Faye)、アゼイアシャーキー(Isaiah Sharkey)などの奏法に触れてみると一目瞭然ではないでしょうか?
今回は、流石にそこまで行かなくても、新鮮にコード進行をギターで弾けるようにレッスンを組んでみました。
ギター1本で、成立するスタイルなのも最近の音楽の傾向かもしれないですね。
以下がメニューです。
こういう弾き方はジャズの伴奏でもよく使われますが、シンプルなのでネオソウル特有の左手のテクニックを使った音の動かし方と、もう一つの特徴バックビート(2、4拍)にパーカッシブな音を入れることを練習するにはもって来いだと思います。
これは、基本R&Bでのコードの動かし方と一緒です。
2、4拍目の、パーカッションを入れなくてはいけないので、そこをしっかり練習しましょう。
今度は、セブンスコードです。
最後にマイナーセブンスもみていきます。
ほぼR&B/ゴスペルのギターと一緒ですが、しっかり復習しましょう!
5)コード進行を弾く
今度は、今までに練習したテクニックを主に使って実際のコード進行を弾いてみましょう。
今まで登場してなかったディミニッシュの動きも一緒にマスターします。
6)細かい装飾音
最後は、かなり難しくなってしまうので、余裕のある方のみ挑戦してみてください!
メラニー・フェイやアゼイア・シャーキーっぽい動きをやってみます。
1)のコード進行のループにもう1本ギターを重ねる時のアイディアです。
2ギターで弾いたり、ルーパーで遊んだりするときに参考にしてください!