『ソウルフル』というと、どういう演奏を思い浮かべますか?
このシリーズでは、アメリカでも「ソウルフルな演奏ならTakaを呼べ!」と言われている、森孝人がどうやったら普通の音使いでソウルフルな演奏に近づけるかを解説します。
具体的には、50〜60年代のソウルミュージックや、それにインスパイアされた音楽にしっくりくるような演奏スタイルを想定しています。
ギターが雰囲気に大きく関わっているタイプの音楽なので、いかにそのノリやサウンドに近づけられるかがキーだと思います。
僕がよくやるアプローチを紹介しつつ、ノリの出し方、ピッキング、サウンドメイクまでお話しします。
あまり洗練されすぎないように、シンプルに弾くのが重要ですが、ただペンタトニックを上がったり下がったりしているわけではありません。
正確に弾けるだけでもダメです。
このビデオでは、実際に使えるフレーズを、かっこ良く弾けるように解説しています。
フレーズ自体は難しいものではないので、いかに良いノリで弾けるかに集中しましょう!
メジャーペンタに4度の音を足して弾くことで、David T Walkerがよく弾くフレーズが弾けます。
これも、フルピッキングで均一に弾いてしまうと台無しなので、いかに息づくように、歌うように弾くかを工夫する必要があります。
僕の場合は強弱は勿論ですが、ピッキングを減らすこと、左手のテクニックを沢山使うことで歌っています。
Cornell Dupreeも、ソウルギターの中心人物ですが、恐らく彼以外にはやっていないポジションでのダブルベンディングです。
いなたい感じ+ちょっと変わった雰囲気がして僕は好きです。
実際に使うには結構慣れが必要ですが、テクニック的には難しいものではないのでチャレンジしてみてください。
メジャーの進行に、マイナーペンタトニック的なフレーズを入れるのもブルース系のギタリストではジャンルを問わずによくやるテンションの入れかたです。
使うコツは、メジャー3度を足して上げること(締めに使うと、それまでのマイナー感が解消されます)。
このビデオでは、ダブルストップの一本だけを半音ベンドする方法も解説しています。
これは、マイナーブルースのレッスンでも紹介したんですが、やはり歌うように弾くために必要なので今回も詳しくやり方を説明しています。
フルピッキングとの違いを確かめてみましょう。
ダブルストップもよく使います。
今回はいかにもソウルミュージックっぽい6度のハーモニー(これはそれぞれのコードを追う必要が出て来るので、もう少し慣れてからにします!)は置いておいて、3度、4度のハーモニーを見て行きます。
使う音は、そのキーのメジャースケール、もしくはメジャーペンタトニックから選びます。
少ない動きで弾けるパターンがありますので、そこから挑戦してみましょう!
今回は移動があるものなので、弾くのは少し難しくなりますが①と組み合わせて使うとかなり世界が広がって行くと思いますので是非!
サウンドはアンプ直結エフェクトなしが基本ですが、アンプのスプリングリバーブを控えめに掛けるのも良いと思います。
あと、曲によってはトレモロもおすすめです。
僕が使用しているのは、Strymonという会社のFlintというリバーブ+トレモロのペダルです。
(ビデオではアンプのリバーブを使っているので、トレモロのみ使用しています)
また、時間を見つけて追加していきますので、是非お楽しみに!