[A] 8小節、[B] 8小節の16小節ワンコーラスの曲です。
[A]部分は同じパターンを2度くりかえすだけ、[B]は、その変形と言ってもいい感じです。一つだけ違うのがDb7=サブドミナントマイナーの部分。
元曲が歌なので後半は結構適当です。笑
実際に弾く時には、シングルノートで弾く事が多いと思いますが、その弾き方も色々あるし、オクターブにしても、コードメロディー的に弾いても良いので、本当に沢山の選択肢があります。
どれをとっても良いですが、ポイントはリズムがしっかりしていて、歌っていることです。
色々試して練習してみてください。
案外アドリブよりもテーマメロディーを格好良く弾ける方が重要なので!
ちょっとグラントグリーン的なアプローチです。
いかに機械的にならずに歌うように弾くかだと思います。
一緒に心の中で歌って弾くと良いと思います。
フレージング的には、ジャズブルース編を見て頂けるともっと詳しく解説していますので、そちらもご参照ください!
ドミナントモーションの部分でオルタード系のフレージングをする。
ジャズのフレージングで一番特徴的なのがこれ系のフレージングです。
これをブルージーな演奏の中にちりばめるだけでもかなりいい感じになると思います。
最初は、何種類かフレーズを覚えて当てはめても良いです。
そのうち響きや音の分布に慣れて来たら、自分で色々音を置き換えたり、歌い方やリズムを工夫したりすると良いでしょう。
とりあえず、最初の脱ペンタアドリブの一歩です。
ここは完全にダイアトニックから外れたコードなので、普通に弾いてしまうと会わない音をひくことになってしまいがちです。
サブドミナントマイナーの構成音で重要な音を弾いてあげると良いですね。
あと、このDb7(9,13)はGb7(b9,#9,b13)の裏コードですので、G7オルタードのフレージングをすれば良い事になります。
なので、この考え方だとステップ②のフレージングが結構使えてしまいます。
そういう共通点も押さえておくと将来的に色々繋がってくるので便利ですね。
7)アドリブ④−1 メジャー解決のドミナント7をオルタードで弾く
ここからは、コード進行に書いていなかったコードをどんどん想定して弾いて行きます。
まずはメジャー解決の7thコードにオルタードでアドリブしてみます。
マイナー解決のときだとそこまでアウト感はないですが、これだとかなり外れる感じがして良いアクセントになります。
Cm7からBbm7に行く途中にBm7を想定してその分解を弾く、
Dm7b5の代わりにDm9を想定して弾く、
等のアイディアをアドリブに入れる。
元々の調整からずれたフレーズが入って来るのが面白いというものです。
Photo credit: Tamaki Okamoto Mori